建物の劣化といっても、環境によってその症状・度合はさまざまです。自己診断で気になる箇所がある場合は、早めに当社までご連絡ください。
屋根・屋上のチェック
実際に屋根・屋上に上がってみて直接確かめてみましょう。劣化を放置しておくと、防水層の傷み・室内への漏水を引き起こしてしまいます。
- 調査対象:
- 床面(シート防水・露出防水・保護防水)、屋上全般(パラペット・手すり・金物)、バルコニー(床・天井・手すり・金物・隔離板など)
- 白いシミや亀裂がある
- 塗装が剥がれている
- コンクリート床に亀裂が多数見られる
- 塗り床材が剥がれている
- 塗り床材にキズ・退色が見られる
- 床シートが剥がれている
- 床シートにキズがある
- 新築してから(前回防水時から)7年以上経過している
天井・外壁・外部階段・その他鉄部のチェック
外壁などは全体的にカビ・コケなどにより汚染されやすく、紫外線や雨風の影響も受けやすいもの。劣化を放置しておくと美観が低下するだけでなく、外壁の脱落なども引き起こしてしまいます。
- 調査対象:
- 外壁(吹き付け塗装・タイル・石・直仕上げ・パネルなど)、外部階段(吹き付け塗装・タイル・石・直仕上げ・パネルなど)、シーリング材、金属部位(階段・手すり)、金属金具、シャッター
- 白いシミや亀裂がある
- 塗装が剥がれている
- 塗り床材が剥がれている
- 塗り床材にキズ・退色が見られる
- 床シートが剥がれている
- 床シートにキズがある
- 新築してから(前回防水時から)7年以上経過している
- 鉄部にサビがある
- 鉄部が腐食して穴があいている
- 鉄部塗装部のツヤがない・剥がれている
- 鉄部塗装部をこすると粉状のものが手に付く
- タイルが剥がれている
- タイルに亀裂が多い
- タイルの汚れが激しい
- タイルを叩くと軽い音がする箇所がある
- タイル目地から白い粉状のものが出ている
- 新築してから(前回塗装時から)5年以上経過している
内部床・壁・天井・鉄部のチェック
外部と比べると劣化が目立ちにくいかもしれませんが、その分気付かないうちに劣化が進みやすいので注意が必要です。
- 調査対象:
- 床面(コンクリート・モルタル・タイル・石・シートなど)、壁面(コンクリート・モルタル・タイル・石・クロス・ボード・下地材)、天井(コンクリート・モルタル・クロス・ボード・下地材)
- 白いシミや亀裂がある
- 塗装が剥がれている
- 塗り床材が剥がれている
- 塗り床材にキズ・退色が見られる
- 床シートが剥がれている
- 床シートにキズがある
- 新築してから(前回防水時から)7年以上経過している
- 鉄部にサビがある
- 鉄部が腐食して穴があいている
- 鉄部塗装部のツヤがない・剥がれている
- 鉄部塗装部をこすると粉状のものが手に付く
- 新築してから(前回塗装時から)5年以上経過している
外部のチェック
建物外部も重要なチェック箇所です。忘れずに目を向け、劣化に対して早めの対処を施しましょう。
- 調査対象:
- 自転車置き場、駐車場、アスファルト、インターロッキング、外灯など金属部材
- 鉄部にサビがある
- 鉄部が腐食して穴があいている
- 鉄部塗装部のツヤがない・剥がれている
- 鉄部塗装部をこすると粉状のものが手に付く
- 新築してから(前回塗装時から)5年以上経過している
給排水設備のチェック
水回りの劣化は建物全体の劣化を助長させてしまいます。気になる部分は早めに修繕しておきましょう。
- 調査対象:
- 機器類(水槽・ポンプ)、配管類(給水・排水・雨水)、器具類(給水栓・排水目皿)、排水ピット、排水枡
- 住戸内に水漏れ跡がある
- 住戸内の壁にカビが発生している
- 結露が激しい
- 流し台などの排水管から異臭がする
- 排水の流れが悪い
- 漏水事故を起こしている